フィレンツェ賞展

趣旨

ルネッサンス文化発祥の地、フィレンツェは、世界的な芸術の都です。
このたび、日本国内において活躍しておられる、若い精鋭作家の発掘を目的として、「第28回雪梁舎フィレンツェ賞展」を開催いたします。
フィレンツェ滞在を通して創作活動を支援し、これからの芸術文化の振興と、芸術家の育成を図ることを目指して作品を募集しております。
さらに新たな飛躍を得るため、2014年6月にイタリア国立フィレンツェ美術アカデミアと日本国内としては初となる提携を結びました。これにより「雪梁舎フィレンツェ賞展」を通じた国際交流より親密になり、若手作家育成のより強固な体制 がととのいました。
50歳以下、具象系という制限のなか、全国より217点(うち205点出品)の応募があり、厳正なる審査の結果、5点の入賞作品を含む40点の入選作品が選考されました。
入賞、入選されました各作家の一層のご活躍を期待しますとともに、ご出品いただきました方々のさらなるご精進を心から祈念いたします。
「フィレンツェ賞展」は、雪梁舎美術館の設立者であり、株式会社コメリの創業者でもある故・捧賢一が発案し、1999年から開始したものです。第21回展よりこれを顕彰し、新たに「ファウンダー捧賢一賞」を設けました。

展覧会

【新潟】

雪梁舎美術館
 2026年7月18日(土)~9月6日(日)

【東京】

東京都美術館
 2026年10月24日(土)~10月30日(金)

授賞式

2026年7月18日(土) 雪梁舎美術館

主催

公益財団法人 美術育成財団雪梁舎

協賛

株式会社 コメリ

協力

イタリア国立フィレンツェ美術アカデミア

後援

在日イタリア大使館、イタリア文化会館、新潟県、新潟市、新潟日報社、朝日新聞新潟総局、読売新聞新潟支局、毎日新聞新潟支局、日本経済新聞社新潟支局、産経新聞新潟支局、NHK新潟放送局、BSN新潟放送、NST新潟総合テレビ、TeNYテレビ新潟、UX新潟テレビ21、FM新潟77.5

第28回雪梁舎フィレンツェ賞展の概要はこちら

応募資格

50歳以下(1975年1月1日以降生まれ)の具象系
日本国内在住
※年齢を確認できる証明書等のコピーを添付していただきます。

申込期間

2026年3月1日(日)~5月1日(金) 必着
※応募申し込み後に作品を搬入できなくなった場合は、事務局へご連絡ください。

■フィレンツェ大賞(1点)

3か月間のフィレンツェ市での制作活動を支援。フィレンツェ美術アカデミアの特別聴講。 (渡航費・宿泊費・食費支給)
※国内外の情勢を考慮し、渡航時期等は応相談。
※作品は帰属

■フィレンツェ美術アカデミア賞(1点)

1か月間のフィレンツェ市での制作活動を支援。
フィレンツェ美術アカデミアの特別聴講。(渡航費・宿泊費・食費支給)
※国内外の情勢を考慮し、渡航時期等は応相談。
※作品は帰属

■ファウンダー捧 賢一賞(1点)

賞金50万円
※作品は帰属

■優秀賞(2点)

賞金30万円

■佳作(10点程度)

■入選(30点程度)

■オーディエンス賞(1点)

※フィレンツェ大賞、フィレンツェ美術アカデミア賞、ファウンダー 捧 賢一賞受賞作品は帰属となります。
※オーディエンス賞は、新潟展・東京展来場者による投票で決定します。
※賞の内容、点数及び賞金額は変更となる場合があります。

審査員

チェチリア・デアリス(イタリア国立フィレンツェ美術アカデミア教授)
尾﨑 正明(美術史家/前茨城県近代美術館長)
島 敦彦(国立国際美術館長)
福永 治(京都国立近代美術館長)
捧 実穂(雪梁舎美術館理事長/学芸員)

募集作品

絵画
※本人が制作した平面作品。
※他の公募展に入選した作品は不可(個展・グループ展・学内発表は可)
※立体・写真・映像・共同制作による作品は不可

作品規格

S100号サイズ(162.1㎝×162.1㎝)以内。
※壁面に展示可能なもの。
※作品保護のため、額(ガラスは不可、水彩・版画作品についてはアクリルに限り可)または仮額(画面より高さのあるもの)を必ず付けてください。ただし制作意図を妨げる場合は、展覧会の際に取り外すことができます。

出品点数

一人2点まで

出品料

1点 5,000円  2点 10,000円
※いったん入金された出品料は返金できませんのでご了承ください。

応募要項

応募要項は、住所・氏名・電話番号を明記し、事務局までハガキかFAXでご請求ください。
また、こちらからダウンロードすることもできます。(印刷する場合は、ページサイズに合わせず実寸でA4用紙6枚に印刷してください)

⇒応募要項ダウンロード

作品の搬入・搬出会場は、東京と新潟から選べます。

①ハート・アンド・アート(送付搬入・直接搬入)

〒134-0086 東京都江戸川区臨海町3-6-4
ヒューリック葛西臨海ビル507

【お車でお越しの場合】
•(東京方面~湾岸道路〈国道357〉)荒川湾岸橋(荒川)を越え、葛西・環七通り方面側道へ。葛西臨海公園交差点を左折し、一つ目の交差点を過ぎてすぐ左側「ヒューリック葛西臨海ビル」車両入口。
•(千葉方面~湾岸道路〈国道357〉)舞浜大橋(旧江戸川)を越え、葛西・環七通り方面側道へ。葛西臨海公園交差点を右折し、一つ目の交差点を過ぎてすぐ左側「ヒューリック葛西臨海ビル」車両入口。
•〈高速利用〉首都高湾岸線 「葛西」出口を出て環七通り方面へ。葛西臨海公園交差点から環七通りに入り、一つ目の交差点を過ぎてすぐ左側「ヒューリック葛西臨海ビル」車両入口。

【バスでお越しの場合】
※いずれからも【江戸川臨海郵便局前】バス停下車、徒歩1分。
•JR京葉線「葛西臨海公園駅」東口 都営バス①番のりば〈臨海28-1〉一之江橋西詰、葛西駅前、一之江駅前行き また②番のりば〈西葛20乙〉西葛西駅前行き
•東京メトロ東西線「葛西駅」南側 都営バス⑧番のりば〈臨海28-1〉葛西臨海公園駅前、臨海車庫行き また同のりば〈臨海28-2〉臨海車庫行き
•東京メトロ東西線「西葛西駅」南側 都営バス②番のりば〈西葛20乙〉葛西臨海公園駅前行き

②雪梁舎美術館(直接搬入のみ)

〒950-1101 新潟県新潟市西区山田451

【お車でお越しの場合】
黒埼I.C(新潟バイパス)から約5分、新潟西I.C(北陸自動車道)から約10分、新潟中央I.C(磐越自動車道)から約10分。

【バスでお越しの場合】
新潟駅より萬代橋ラインに乗車、〈青山〉にて下車(約30分)。
大野・白根線、味方線に乗り換え〈新潟ふるさと村〉にて下車(約10分)、徒歩3分。もしくは、新潟駅より快速大野・白根線に乗車、〈新潟ふるさと村〉にて下車(約40分)、徒歩3分。

作品搬入・搬出等のお問い合わせ

ハート・アンド・アート 東京営業所「フィレンツェ賞展」係
〒134‐0086
東京都江戸川区臨海町3-6-4 ヒューリック葛西臨海ビル507
TEL:03-6457-0961 / FAX:03-6457-0962 (日・祝日を除く 9時~18時)
⇒インターネットからのお問い合わせはこちら(https://www.h-and-a.co.jp/setsuryosha28)

お問い合わせ

雪梁舎美術館「フィレンツェ賞展」事務局
〒950-1101
新潟県新潟市西区山田451
TEL:025-377-1888 / FAX:025-377-1881 (月曜日を除く 9時~18時)

その他

・応募者は、作品の出品と同時に展覧会の報道記録、図録製作、広報印刷物、ホームページなどへの作品写真の複製、および掲載を承認したものとします。

・応募規定にそぐわない等の理由により、審査結果発表後でも賞を取り消す場合があります。

・入選作品の情報発信を促進する目的で、展覧会来場者の会場風景や作品の撮影、およびブログやSNSへの掲載を可とします。(動画、商業目的の撮影・使用は不可)

・作品の搬入・搬出にかかる費用は全て応募者の負担とします。また、搬入・搬出輸送中の作品破損等について、主催者は責任を負いません。

・作品は十分の保護をしますが、不慮の災害、不測の事態の場合は、主催者及び指定業者葉一切その責任を負いません。

・応募者全員に図録1冊、入選以上には賞状を贈呈します。

・応募に関する個人情報は、本事業以外の目的には一切使用いたしません。

受賞作品

フィレンツェ大賞

逃避 逃避
村島 由里絵

130.3×162.0cm
キャンバス、油彩

■作家コメント

若い頃、何か迷いがあると自然とゲームセンターに行っていました。そこに行くと同じような仲間がいて安心できたんです。このままでもいいかなと。

心がけがれていない幼い頃に見たゲームセンターは、きらびやかで美しく、まるで違う世界に飛び込んだかのような心躍る素敵な空間でした。自分自身の変化によって、見え方や使い方はこうも変わってしまうものなのですね。やがて見えなくなり、忘れ去るときが来るのかもしれません。

私はここから飛び出すことができましたが、まだこの異空間にとどまっているおじさんを絵の中に残しています。それは決して否定的な意味ではなく、かつて私を救ってくれた場所への愛情と感謝を込めたものです。ありきたりな日常は知らぬ間に心を救ってくれるし、人生はどう生きても素敵であると、この作品から少しでも伝われば嬉しいです。


■作者略歴

村島 由里絵(1991年生まれ 大阪府在住)
2024年 京都芸術大学 第2回CONJUNCTION 大賞
京都芸術大学 Y's 2024 大賞
2025年 第60回昭和会展 入選
第21回世界絵画大賞展 協賛社賞(マービー賞)
京都芸術大学 Y's 2025 奨励賞
2026年 京都芸術大学通信教育課程 卒業・修了制作展 同窓会賞
第61回昭和会展 入選
第22回世界絵画大賞展 入選

フィレンツェ美術アカデミア賞

帰路ー暁ー 帰路ー暁ー
谷口 正樹

132.0×162.1cm
キャンバス、油彩

■作家コメント

私の作品には、基本的にどこを描いたというような特定のモデルになった場所は存在していません。頭の中の記憶を辿る心象風景を、直感的に映画のシーケンスのように描きたい。一枚の絵の前後に、ストーリー性を感じてもらえるように意識して描いています。


■作者略歴

谷口 正樹(1977年生まれ 大阪府在住)
2010年 多摩美術大学大学院美術研究科油画専攻 修了
2011年 個展(ガレリアグラフィカbis/銀座、同2013年)
2012年 第30回上野の森美術館大賞展 入選(同2014・’20年)
2014年 二人展「TWO VISIONS」(同時代ギャラリー/京都)
2016年 個展(柴田悦子画廊/銀座、同2024年)
2017年 個展(ART GALLERY 5/大阪、同2019・’21年)
2024年 ZERO展 入選(宝塚市立文化芸術センター)
2025年 個展(ギャラリー住吉橋/大阪)
2026年 グループ展(ギャラリー住吉橋/大阪)

ファウンダー捧 賢一 賞

星の国 星の国
金子 貴富

162.0×130.3cm
パネル、白亜地、油彩

■作家コメント

些細な日常や印象に残っている情景を、記憶を基に描いています。
ただ現場に再訪したり、残っている写真を見直すと記憶にあった景色とはかなり違います。
自分が見ている世界と客観的な現実、この二つの狭間で景色を再構築し、自分の感じた感動を表現するにはどうしたらよいのか考えながら、日々描いています。


■作者略歴

金子 貴富(1994年生まれ 埼玉県在住)
2016年 二紀展(以降毎年)
2018年 第20回雪梁舎フィレンツェ賞展 佳作(同2022・’25年、2020年入選)
2020年 日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程造形芸術専攻 修了
2021年 美術新人賞デビュー2021 奨励賞
2023年 第76回二紀展 奨励賞
2024年 第26回雪梁舎フィレンツェ賞展 ファウンダー捧賢一賞
現在 二紀会準会員

優秀賞

夜の戯れ 夜の戯れ
小山 大地

162.0×162.0cm
綿布、岩絵具、顔料

■作家コメント

人目のつかない夜、机上のものたちが静かに戯れはじめる姿を描きました。
人々が眠っているあいだにも、世界は少しずつ、けれど確実に動き続けています。気づかぬところで物事は進み、あるいは後退する。絵も同じように変化しているのかもしれません。
日々の切迫した出来事や右往左往する時間も、長い時間の流れの中では、机上の戯れのようなものではないか。そんな感覚を絵に託しました。


■作者略歴

小山 大地(1985年生まれ 大阪府在住)
2010年 大阪芸術大学大学院博士課程(前期) 修了
2014年 第32回上野の森美術館大賞展 賞候補
日本画籾の会(小大丸画廊/大阪、同~2024年)
2019年 京都日本画新展(同2025・’26年)
現在 京都日本画家協会会員

優秀賞

潮騒 潮騒
富士原 芽依

130.0×162.0cm
キャンバス、油彩

■作家コメント

島根県の海辺の町で育った私の原風景には、いつも海があります。

海から離れて暮らす今でも、ふとした瞬間に潮騒が聞こえるような錯覚を抱きます。

描くことを通して、生まれ育った故郷の町にいつでも訪れることができる気がするのです。


■作者略歴

富士原 芽依(2001年生まれ 石川県在住)
2024年 金沢美術工芸大学美術工芸学部美術科油画専攻 卒業
金沢美術工芸大学美術工芸研究科絵画専攻油画コース修士課程 入学
2026年 個展(ギャラリートネリコ/石川)
現在 金沢美術工芸大学大学院修士課程2年次 在学

入選作品リスト

フィレンツェ大賞

村島 由里絵 逃避

フィレンツェ美術アカデミア賞

谷口 正樹 帰路-暁-

ファウンダー 捧 賢一賞

金子 貴富 星の国

優秀賞

富士原 芽依 潮騒
小山 大地 夜の戯れ

佳作

劉 毅見し輝き
石原 花音
楊 百一午後3時
貝原 知佳雪の枝と、その向こう
石黒 光ほどく
塚原 るな移ろう
飯田 菜津美在りし日の輪郭
森田 美乃里赤と青
佐藤 健青、鳴り止まなかった

入選

山崎 麻乃CACAO
堀之内 聖風の庭
野平 百足烏瓜
山田 悠斗
美濃嶋 駿介2025/8.9, 17:17
仲川 八寿男WWW (World Wide Wild)
森 聡木のTOWER
伊集院 正原~世界~
上野 琴音進むべき道はない、だが進まなければ
永田 恭子春の影
鈴木 博貴歪む境界線
神作 茉弥スウアの見た夢
西尾 真代風景Ⅱ
松浪 吉樹愛LOVE抱っこニャン
陳 璟四月の馬鹿
長坂 誠Identity
小林 冴子見つける
風間 桜malda
廣島 未來留まる斜光
王絵文置かれる
張 安迪epilogue...
潘 佳心海棠
片口 直樹Your Cradle
井上 和奏父へ、
藍 寅瑋時間の残像
関 佳奈子かぜかおる

(順不同・敬称略)