概 要

雪梁舎美術館は新潟市西区山田の一角に、瀟洒な姿を見せる純和風の美術館です。
平成5年、財団として雪梁舎を立ち上げるに至ったのは、新潟市の旧・黒埼町の地域開発が発端でした。雪梁舎の創設者で、株式会社コメリの創設者でもある捧賢一が、この地にホームセンターをつくる予定で開発を進めていくうち、ここが親鸞聖人の「焼鮒」旧跡地ということを知りました。そのような大切な場所をお守りするため、この土地の縁をたずね、新しくなっていく町を想像し、越後の風土の中に暮らす人々を想い、ここに日本庭園を造り、美術館を建て、開館を迎えたのが平成6年のことです。
雪国越後の木造の白壁造り、大きな梁の館にしました。懐かしいはざ架けの道、田母木を植え、池には夏になると蓮が大輪の花を咲かせます。
この雪梁舎美術館は、たくさんの技術や知恵を結集してつくられた建物で、広い意味で芸術作品と言えるのではないでしょうか。
純日本の建築の雪梁舎美術館には、美術館としてはめずらしい86畳敷きの畳の常設展示室、天井高く手斧ハツリの梁のわたる新制展示室、マイセンの部屋、シャガールの部屋の4つの展示室があります。木のぬくもりの落ち着いた雰囲気のなか、芸術と文化にふれ、心豊かなひとときを過ごせます。
さらに、茶室「自在庵」を併設し、本格的な茶会を開くことができます。そして館を取り巻く茶庭や日本庭園では、花木がかもしだす四季折々の趣、風情が味わえます。
何といっても盛夏に咲き誇る蓮の花は圧巻で、大輪の美しい花々が競い合うように池を覆い尽くし、早朝に多くのカメラマンの被写体となります。またこの地は越後七不思議のひとつ、親鸞聖人縁起の焼鮒伝説の旧跡として、釈迦堂と石碑を見ることができます。

雪梁舎の由来

雪

雪は純粋だ
天から贈られた花びらのように美しい
だが妥協のない厳しさをもつ

梁

梁はふるさとの家
母のぬくもりと
父のたくましい力強さをもっている

舎

舎は人々が集い
励まし合い 競い合う
試練の場でもある

そんな願いで雪梁舎はつくられた
(捧 賢一 作)

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