設立者・捧 賢一

捧 賢一
(ささげ けんいち)

雪梁舎を設立いたしました。
芸術を志す方々の発表の場であり、著名な作家の作品にふれる場として、ふるさとの美術育成に貢献できればと思っております。
縁あって、越後七不思議の一つ、焼鮒の旧跡をおあずかりすることになりました。(この地は親鸞聖人が立ち寄られたところで、いにしえより人々の信仰を集めているところです。)ここへ雪梁舎美術館を開館いたしました。
芸術を求める人は、それぞれの出会いがあります。見る人は美しいものに触れ、心豊かでありたいと願い、作品の前に足をとどめます。そして、つくる人は道を求めるもののごとく、激しく己を主張します。時には、静かに自然との出会いに耳を傾け、己の聖なるものにむかい、人生への証を作るのでしょうか。見る人も、つくる人も、それぞれの出会いに感動し、溢れる想いを心に刻みます。
この雪梁舎は、美術を志す人たちと同じように、私にとっては大切な出会いであり、一つの芸術品のような想いで、精魂を込めてつくりました。

〈略歴〉

1933年新潟県三条市に生まれる。1953年新潟県立加茂農林高等学校卒業後、米穀商「米利商店」にて業務に従事。ホームセンター事業に参入し、1979年株式会社コメリ代表取締役社長に就任。郷土の作家を愛した父の影響から、自らも美術品を収集するようになる。1993年財団法人美術育成財団 雪梁舎を設立し理事長に就任、翌1994年8月に雪梁舎美術館を開館する。1999年から全国絵画公募展「雪梁舎フィレンツェ賞展」を開始し、若手作家の発掘と育成に力を入れる。2003年株式会社コメリ代表取締役会長に、2014年に取締役会長ファウンダーに就任。同年雪梁舎美術館名誉理事長に就任。2015年株式会社コメリ名誉会長ファウンダーに就任。2018年5月8日、逝去(享年86歳)。

株式会社コメリ創設者
〈主な業界・団体歴〉 社団法人日本ドゥ・イット・ユアセルフ協会 副会長、公正取引委員会 独占禁止政策協力委員、新潟経済同友会 代表副幹事、日本ディ・アイ・ワイ,ホームセンター事業厚生年金基金 理事長、特定非営利活動法人日本プロ農業総合支援機構 理事、弥彦神社 責任役員 他