芸術家の育成・支援

公益財団法人美術育成財団雪梁舎

公益財団法人美術育成財団雪梁舎

雪梁舎美術館は、コメリの創業者である捧賢一が、ふるさとの美術振興を願って財団を設立し、1994年に新潟県新潟市に開館しました。2023年には1993年の財団設立から30周年を迎え、前年に財団の方針である「美術育成」をより明確化するために、財団名称を「公益財団法人美術育成財団雪梁舎」に変更しました。フィレンツェ滞在を通して、創作活動を支援し、21世紀の芸術文化の振興と、芸術家の育成を図ることを目指して設けられた全国絵画公募展「雪梁舎フィレンツェ賞展」は、2024年で26回展を数えました。コメリとしても展覧会の協賛という形で、継続的にサポートを行っています。中でも毎年行われる全国絵画公募展「雪梁舎フィレンツェ賞展」への協賛を通して、これまで多くの若手作家の成長を後押ししてきました。

雪梁舎フィレンツェ賞展

「雪梁舎フィレンツェ賞展」

趣旨

ルネッサンス文化発祥の地、フィレンツェは世界的な芸術の都です。
日本国内において活躍しておられる、若い精鋭作家の発掘を目的として、毎年「雪梁舎フィレンツェ賞展」を開催しております。
フィレンツェ滞在を通して創作活動を支援し、21世紀の芸術文化の振興と、芸術家の育成を図ることを目指しております。さらに新たな飛躍を得るため、2014年6月にイタリア国立フィレンツェ美術アカデミアと日本国内としては初となる提携を結びました。これにより「雪梁舎フィレンツェ賞展」を通じた国際交流はより親密になり、若手作家育成のより強固な体制がととのいました。
「雪梁舎フィレンツェ賞展」は、雪梁舎美術館の設立者であり、株式会社コメリの創業者でもある故・捧賢一が発案し、1999年から開始したものです。第21回展よりこれを顕彰し、新たに「ファウンダー捧賢一賞」を設けました。

第27回雪梁舎フィレンツェ賞展作品募集 応募要項ダウンロード

申込期間

2025年4月1日(火)~6月1日(日)必着

応募資格

50歳以下(1974年1月1日以降生まれ)の具象系
日本国内在住

募集作品

■絵画

本人が制作した平面作品

他の公募展に入選した作品は不可
(個展・グループ展・学内発表は可)

立体・写真・映像・共同制作による作品不可

■フィレンツェ大賞(1点)

3ヶ月間のフィレンツェ市での制作活動を支援
フィレンツェ美術アカデミアの特別聴講
(渡航費・宿泊費・食費支給)

■フィレンツェ美術アカデミア賞(1点)

1ヶ月間のフィレンツェ市での制作活動を支援
フィレンツェ美術アカデミアの特別聴講
(渡航費・宿泊費・食費支給)

■ファウンダー捧 賢一賞(1点)

賞金50万円

■優秀賞(2点)

賞金30万円

■佳作(10点程度)

■入選(30点程度)

■オーディエンス賞(1点)

賞の内容、点数及び賞金額は変更となる場合があります。

第27回雪梁舎フィレンツェ賞展作品募集 応募要項ダウンロード
雪梁舎フィレンツェ賞展作品募集 雪梁舎フィレンツェ賞展作品募集

審査員

チェチリア・デアリス(イタリア国立フィレンツェ美術アカデミア教授)
尾﨑 正明(美術史家/前茨城県近代美術館館長)
福永 治(京都国立近代美術館館長)
眞室 佳武(美術評論家/前東京都美術館館長)
捧 実穂(雪梁舎美術館理事長/学芸員)

展覧会

■新潟

雪梁舎美術館:2025年8月9日(土)~9月15日(月・祝)

■東京

東京都美術館:2025年10月24日(金)~30日(木)

両会場とも全入賞・入選作品を展示

主催・協賛・協力

主催:公益財団法人 美術育成財団雪梁舎

協賛:株式会社コメリ

協力:イタリア国立フィレンツェ美術アカデミア

後援

在日イタリア大使館、イタリア文化会館、新潟県、新潟市、新潟日報社、朝日新聞新潟総局、読売新聞新潟支局、毎日新聞新潟支局、日本経済新聞社新潟支局、産経新聞新潟支局、NHK新潟放送局、BSN新潟放送、NST新潟総合テレビ、TeNYテレビ新潟、UX新潟テレビ21、FM新潟77.5

フィレンツェ大賞受賞作品

  • 第26回

    終わりがない明日の景色を覗き見る

    渡辺 愛子

  • 第25回

    追憶の街

    横田宙八

  • 第24回

    シンショク

    杉山 花菜

  • 第23回

    melt

    只野 彩佳

  • 第22回

    素晴らしき恩寵

    伊藤 晴香

  • 第21回

    精霊に告ぐ

    藤田 麻知世

  • 第20回

    小さな銀河の物語

    沼田 愛実

  • 第19回

    旅立ち

    陳 芃宇

雪梁舎美術館

雪梁舎フィレンツェ賞展作品募集

雪梁舎美術館は新潟市西区山田の一角に建つ、純日本建築の美術館です。美術館としてはめずらしい86畳敷きの畳の常設展示室、天井高く手斧ハツリの梁のわたる新制展示室、マイセンの部屋、シャガールの部屋の4つの展示室があります。木のぬくもりの落ち着いた雰囲気のなか、芸術と文化にふれ、心豊かなひとときを過ごせます。さらに、茶室「自在庵」を併設し、本格的な茶会を開くことができます。そして館を取り巻く茶庭や日本庭園では、花木がかもしだす四季折々の趣、風情が味わえます。何といっても盛夏に咲き誇る蓮の花は圧巻で、大輪の美しい花々が競い合うように池を覆い尽くし、早朝に多くのカメラマンの被写体となります。またこの地は越後七不思議のひとつ、親鸞聖人縁起の焼鮒伝説の旧跡として、釈迦堂と石碑を見ることができます。

雪梁舎美術館の設立者であり、株式会社コメリの創業者でもある故・捧賢一が、長い年月をかけて収集した美術作品を核として、毎年特色ある様々な企画展を開催しています。捧コレクションの内容は大きく二つに分けることができます。一つは同じ作家の作品によるまとまりのある作品群、そしてもう一つは様々なジャンルを網羅した新潟県出身作家の作品です。また、雪梁舎フィレンツェ賞展で上位に入賞した作家を継続的に支援することを目的とした「風の会」があります。雪梁舎では、この「風の会」に所属する作家の展覧会「風の会展」を定期的に開催しています。

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