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卒寿記念 鋳金 原 益夫 展

■会期

2024年4月13日(土)~5月26日(日)

■主催

公益財団法人 美術育成財団雪梁舎

■共催

NST新潟総合テレビ

■協賛

株式会社 コメリ

■後援

新潟県、新潟市、柏崎市、新潟日報社、朝日新聞新潟総局、読売新聞新潟支局、毎日新聞新潟支局、産経新聞新潟支局、BSN新潟放送、TeNYテレビ新潟、UX新潟テレビ21、FM新潟77.5

■開館時間

9:30-17:00 *ただし4月13日のみ13:00開館

■休館日

月曜、ただし祝日の場合は開館し翌火曜が休館

■入館料

一般600円、団体(10名以上)500円、中学生以下無料

■会期中のイベント

ギャラリーコンサート
4月29日(昭和の日)午後2時から
ハンドパン奏者 時田清正

卒寿記念 鋳金 原 益夫 展

趣旨

 当館では、新潟の優れた芸術家に焦点を当て、個展形式で紹介する企画展を継続的に開催しております。このたびは、柏崎市在住の金工作家・原益夫氏を取り上げます。
 原益夫氏は、柏崎市に室町時代からの系譜をひく大久保鋳金・原家の七代として、第一線を走ってきました。旧制柏崎工業学校の機械科を卒業後、日本工芸会理事の北原三佳氏に弟子入りし、多くのことを学びました。文化勲章受章の蓮田修吾郎氏からの「日展に出してみろ」との言葉に、23歳で初出品初入選し、以来11回連続入選を果たして無鑑査となりました。26歳の時に制作の、三羽の鳥を抽象的に表現した《快晴》は、画期的で時代を先取りした作品として特選に輝きます。
 その後、日本現代工芸美術展で内閣総理大臣賞、日展で文部科学大臣賞を受賞。そして72歳で、新潟県在住者では唯一となる日本芸術院賞を受賞し、卓越した芸術家として認められました。
本年は卒寿の記念となる年となります。日展、日本現代工芸展出品作を中心に全年代作品を顧み、原益夫氏の軌跡をたどります。