過去の展覧会

棟方志功と神と佛と

■会期

2021年10月2日(土)~11月7日(日)

■主催

公益財団法人 雪梁舎美術館

■協賛

株式会社 コメリ

■後援

新潟県、新潟市、新潟日報社、朝日新聞新潟総局、読売新聞新潟支局、毎日新聞新潟支局、産経新聞新潟支局、NHK新潟放送局、BSN新潟放送、NST新潟総合テレビ、TeNYテレビ新潟、UX新潟テレビ21、FM新潟77.5

■開館時間

9:30-17:00

■休館日

月曜日

■入館料

一般500円、団体(10名以上)400円、中学生以下無料

棟方志功と神と佛と

趣旨

 棟方志功は近代美術において、日本の版画という分野を世界に知らしめた巨匠です。仏教や文学に深く傾倒して、風土と自然、そして人を愛した棟方の作品は、今なお幅広い世代に感銘を与え続けています。 棟方はふるさと青森で、信神深い祖母の影響を受けて育ったといわれており、素朴ななかにあたたかい人の心を包み込む優しさが作品にあらわれています。
 作家として成長していく過程では、昭和11年、宗教哲学者であり民藝運動の指導者であった柳宗悦や陶芸家・河井寛次郎、濱田庄司らの知遇を得、仏教の講話などを広く教わりました。以来、棟方の作品には、独創的な神と仏の世界が繰り広げられていきます。
 さらに、女人の額に丸い星をつけることで仏性を表現した棟方は、後年「板画自体、わたくしには本然とした宗教であります」と語っているように、神仏の世界は棟方の板画制作の根源をなしていきます。 本展では、棟方の代表作品《釈迦十大弟子》をはじめ約40点を展示いたします。神仏に帰依した、棟方志功の敬虔な祈りの姿が見えてきます。