ルネッサンス文化発祥の地、イタリア・フィレンツェは、世界的な芸術の都です。
このたび、日本国内において活躍しておられる、若い精鋭作家の発掘を目的として「第15回フィレンツェ賞展」を開催いたします。大賞受賞者には、芸術の都フィレンツェ滞在を通して創作活動を支援し、これからの芸術文化の振興と芸術家の育成を図ることを目指して作品を募集しております。また、第5回展より元フィレンツェ美術アカデミア教授ビンチェンツォ・ビアンキ氏によるビアンキ賞が設けられ、同賞受賞者にもフィレンツェ滞在・創作活動を支援いたします。
50歳以下、具象系という制限のなか、全国の32都道府県より125点の応募があり、厳正なる審査のうえ、4点の入賞作品をふくむ41点の入選作品が選考されました。
入賞・入選されました各作家の一層のご活躍を期待しますとともに、ご出品いただきました方々のさらなるご精進を、心から祈念いたします。
【新潟展】 雪梁舎美術館 2013年8月4日(日)~9月8日(日)
【東京展】 東京都美術館 2013年10月12日(土)~19日(土)
公益財団法人 雪梁舎美術館
株式会社 コメリ
在日イタリア大使館、イタリア文化会館、新潟県、新潟日報社、朝日新聞新潟総局、読売新聞新潟支局、毎日新聞新潟支局、日本経済新聞社新潟支局、NHK新潟放送局、BSN新潟放送、NST、TeNYテレビ新潟、UX新潟テレビ21、エフエムラジオ新潟、FM PORT79.0
50歳以下(1962年1月1日以降生まれ)の具象系。経歴、所属は問いません。
S100号(162.1cm×162.1cm)までの絵画(未発表作品)。1人1点。
3ヶ月間のフィレンツェ市での制作活動を支援。 (渡航費・滞在費・交通費支給)
賞金70万円
1ヶ月間のフィレンツェ市での制作活動を支援。 (渡航費・滞在費・交通費支給)
※大賞・優秀賞・ビアンキ賞受賞作品は、帰属となります。
【新潟展】 雪梁舎美術館 2013年8月4日(日)~9月8日(日)
【東京展】 東京都美術館 2013年10月12日(土)~19日(土)
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フィレンツェ大賞 「ささやく」 澤村 はるな 兵庫県 |
私はこの5年間、主に女性を絵のモチーフとして描いてきました。 女性たちのふとしたしぐさの中に、美しいものを感じながら、その穏やかな空気感を表現したいと思って描いています。 今回はこの空気感を出すためにあえて空間の部分の麻紙には絵の具をほとんど塗らず、麻紙独特の温かい白を活かしました。 パネルは絵の雰囲気がより広がりを持つよう、二つに割って少し間隔を取った展示を試みています。 この作品から生まれる何かを感じ取り、心穏やかなひとときを共有していただければ幸いです。
澤村 はるな (1987年生まれ) | |
2009年 | 第47回兵庫県展 兵庫県立美術館賞 |
2010年 |
京都市立芸術大学美術学部美術科日本画専攻 卒業 京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻(日本画) 入学 第48回兵庫県展 佳作、県民賞 第5回丹波美術大賞展 入選 |
2011年 | グループ展「学生日本画作品展」(ホテルグランヴィア京都/京都市) 東日本大震災災害支援チャリティーオークション サイレントアクア(ギャラリー@KCUA/京都市)以後毎年出品 第57回全関西美術展 入選 第49回兵庫県展 部門大賞 交換留学3ヶ月間(パリ国立高等美術学校) |
2012年 | 京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻(日本画) 修了 2012京展 入選 グループ展(Gallery Ort Project/京都市) グループ展(Art Space MEISEI/京都市) グループ展(マサゴ画廊/大阪市) |
2013年 | 個展「心を澄ます」(Gallery Ort Project/京都市) グループ展(Gallery Ort Project/京都市) |
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優秀賞 「窓」 青木 秀明 大阪府 |
青木 秀明(1975年生まれ) | |
1996年 | 第10回青垣2001年日本画展 優秀賞(1999年も、2003年 毎日新聞社賞) |
1999年 | 第5回松伯美術館花鳥画展 優秀賞 |
2000年 | 京都精華大学大学院修士課程 修了 |
2001年 | 第36回日春展 奨励賞(2007年 日春賞) 京都日本画家協会新鋭選抜展 京都府知事賞 |
2002年 | 第9回川端龍子大賞展 龍子大賞 第13回臥龍桜日本画大賞展 優秀賞(2009年 奨励賞) |
2003年 | 第21回上野の森美術館大賞展 優秀賞、彫刻の森美術館賞(2007年 賞候補) 京都日本画家協会新鋭選抜展 京都新聞社賞 |
2006年 | 京都日本画家協会新鋭選抜展 京都日本画家協会賞 第38回日展 特選(2007年 無鑑査) |
2007年 | 2007京展 市長賞 |
2011年 | 第43回日展 特選(2012年 無鑑査) |
2013年 | ベストセレクション美術2013(東京都美術館) |
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優秀賞 「dream」 玉木 泰行 兵庫県 |
ここ数年、ある心の中のイメージを描いてきました。イメージといっても明確で具体性のあるものではありません。とてもぼんやりとした、捉えどころのない空気のようなものです。
ですので、自分自身もそのイメージを表現できているのか、わからないというのが正直なところです。ただ自身の心や感覚が何か茫洋としたものを求めているのではないかと思います。人も木も空も地も、制作のなかで自然発生的に現れてきました。
できる限り絵画制作においては、自身の心と感覚が必要とする以外の技術や観念を取り込まないように心がけたいと思います。そしてもっと調和した画面を描けるようになりたいと思っています。
玉木 泰行 (1967年生まれ) | |
1995年 | 東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業 アーバナード#4 入選 |
2005年 | 第23回全国絵画公募展IZUBI 佳作(2006、08年賞候補) |
2007年 | 第25回上野の森美術館大賞展 入選(2010,12,13年も) |
2009年 | 第22回美浜美術展 入選(2010,11年も) |
2010年 | 第9回風の美術展トリエンナーレまくらざき 賞候補 第9回あさご芸術の森大賞展 入選 |
2011年 | 第2回青木繁記念大賞西日本美術展 入選 第13回フィレンツェ賞展 入選(2012年も) |
2012年 | 第1回あさごアートコンペティション 優秀賞 第4回ビエンナーレうしく 入選 第7回丹波美術大賞展 入選 |
2013年 | 第1回損保ジャパン美術賞展FACE2013 入選 |
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ビアンキ賞 「部屋とカトラリー」 野村 紀子 神奈川県 |
野村 紀子 (1991年生まれ) | |
2010年 | 東京学芸大学入学 |
2011年 | 第65回女流画家協会展 賞候補 第79回独立展 入選(以後毎年) |
2012年 | 第66回女流画家協会展 賞候補 第5回小江戸川越トリエンナーレ 入選 第25回日本の自然を描く展 課題部門フジテレビ賞 第80回独立展 入選 |
2013年 | ビエンナーレOME 2013 入選 第67回女流画家協会展 入選 |
金 英淑 | 初弦―次に繋がる瞬間― | 大阪府 |
斉藤 崇倖 | 勝利のイエズス・神は愛・ぽぽちゃん | 群馬県 |
城野 紗貴 | かさなる景色 | 茨城県 |
中條 敏宏 | 証 | 広島県 |
新関 陽香 | Wonder, Landscape | 愛知県 |
韓 スナ | Quiet time at pond(Luke 4:18 in Bible) | 奈良県 |
平野 知加子 | Dark Forest | 神奈川県 |
吉田 卓哉 | 山海曼荼羅 | 山形県 |
脇田 桃子 | 瞬きのはざま | 大阪府 |
和久井 礼子 | 松林、住宅地、海 | 新潟県 |
安保 真 | それぞれの未来をみつめて | 北海道 |
井嶋 玲和 | 胸中 | 広島県 |
伊藤 晴香 | tomorrow | 愛知県 |
井上 あや | 森の泣き声 | 熊本県 |
井上 慎介 | カゴノトリツボノウヲ | 岐阜県 |
伊庭 広人 | 展望 217 希望への始まり2013 | 滋賀県 |
織田 みき | 秘密の場所 | 京都府 |
川名 倫明 | Un certo luogo | 東京都 |
肥沼 守 | primavera | 神奈川県 |
宍戸 純 | VOICE | 島根県 |
菅澤 薫 | 近くて遠い | 埼玉県 |
髙橋 悠 | 貫通 | 福島県 |
谷保 玲奈 | Ovarios | 神奈川県 |
椿 一朗 喜昭 | 昇龍松盆栽図 | 東京都 |
戸井 李名 | 私の絵、素敵でしょ? | 東京都 |
德田 景 | 予言の鳥 | 鹿児島県 |
中尾 真奈 | 栄枯の片隅 | 大阪府 |
永田 恭子 | 水夢 | 愛知県 |
橋本 大輔 | あしもと | 東京都 |
樋口 健介 | 落ちる象 | 山形県 |
福田 真子 | 思考の渦 | 熊本県 |
藤井 泰世 | 聖母子 | 神奈川県 |
丸山 一夫 | 如意輪観音像―秋― | 新潟県 |
村山 成夫 | 蜘蛛の巣 | 新潟県 |
山下 康一 | 厳と慈 | 長野県 |
山本 智之 | 夢の消息 | 埼玉県 |
山本 正興 | 子供達 | 大阪府 |
お問合せは公募展事務局までお願いいたします。
〒950-1101 新潟県新潟市西区山田451 雪梁舎美術館「公募展事務局」係
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